ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長【写真:Getty Images】
ヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦でセルビア1部のボイボディナに敗北したサンプドリアを、ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長が祝福している。9日、イタリア『スカイ』が報じた。
ジェノアとサンプドリアは同じイタリア・ジェノバを本拠地とするクラブ同士。お互いを宿敵とみる仲だ。ジェノバ・ダービーはイタリアでも有数の盛り上がりをみせることで知られている。
プレツィオージ会長はサンプドリアのEL敗退について聞かれると、「私は誠実にいなければならない。彼らがヨーロッパの舞台から去って幸せだよ」と明かした。
一方で、サンプドリア加入が決まったアントニオ・カッサーノについては「ファンの敬意を欠くなど、我々にはいくつかこの移籍を避けたい理由があった」と語った。それでも、「もちろん、一選手としては疑いの余地がない。違いを作れる選手だ」と称賛している。
激しいライバル関係にあるクラブ同士のファン心理を示す、実にイタリアらしいエピソードとなった。
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