ルーカス・シウバ【写真:Getty Images】
名門クルゼイロをブラジルリーグ制覇に導き、今年1月にレアル・マドリーへ加入したルーカス・シウバだが、すでにラファエル・ベニテス監督の構想外になっているようだ。英紙『デイリー・スター』が報じている。
昨季後半戦にマドリーの一員となったL・シウバは、8試合に出場したものの先発は3試合のみだった。いまのところスペインの環境に適応できず苦しい時が続いている。そして今季からラファエル・ベニテス監督が就任したことで構想外となったようだ。
武者修行先のポルトで一皮むけたカゼミーロや、同じくポルトから加入したダニーロもボランチでプレーでき、絶対的主力のトニ・クロースとルカ・モドリッチの壁は厚い。アシエル・イジャラメンディが準レギュラーとしての地位を確立しつつあることもL・シウバの台頭を阻んでいる。
そこに目を付けたのはプレミアリーグのビッグクラブたちだ。チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドの他、アーセナルが若きブラジル人ボランチ獲得に迫っているという。
マドリー移籍前もL・シウバに興味を示していたアーセナルは、中盤がミケル・アルテタ、フランシス・コクラン、マシュー・フラミニの3人では不十分と考えており、チャンピオンズリーグでの戦いも見据えて新戦力を物色している。
移籍金はマドリー加入時より値下がりしており、将来性も加味すれば非常にお買い得な有望株であることは間違いない。カリム・ベンゼマもアーセナル移籍の可能性が伝えられており、マドリーからのW移籍も現実味を帯びている。
【了】