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本田がミランの救世主に? ザック氏が古巣に”トップ下”の重要性を説く

text by 編集部 photo by Getty Images

本田がミランの救世主に? ザック氏が古巣に”トップ下”の重要性を説く
アルベルト・ザッケローニ監督(当時)から指導を受ける本田圭佑【写真:Getty Images】

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、かつて率いたミランの公式TV『ミラン・チャンネル』に対し、古巣のチーム状況や教え子である本田圭佑などに言及した。

 今夏の移籍市場で積極的な動きを見せたミランだが、プレシーズンマッチでも思うような結果を残せていない。その原因についてザッケローニ氏は外部の人間が口出しすべきでないとしながらも「最も重要なポジションは常に中盤でなければならず、ミランのようなチームでは中盤は常に高いクオリティでゲームを作る必要がある」と指摘する。

 アンドレア・ベルトラッチやジョゼ・マウリといった選手たちを補強したものの、主力は依然昨季のメンバーと変わらない。しかし、ザッケローニ氏曰くそれを打開できる手段は日本代表時代に重用した教え子だという。

「私はトップ下を起用したが、彼はそこ以外で使えなかった。攻撃的MF以外でも使えたが、サイドへ出すとポテンシャルを最大限には生かせず、神経質になってしまう。加えてスピードもないが、彼はピッチ上を幅広く使えるんだ。そして一般的なMFにはない耐久力があり、そういった力が求められる場合も起用できる」

 これはミランで10番を背負う本田圭佑のことを指している。昨季は右ウィングとしてピッチに立つ機会が多かったが、序盤戦以降徐々に失速して結果を残せなかった。だが今季は違う。シニシャ・ミハイロビッチ新監督にはトップ下として起用される場面が多くなった本田が、ミランの救世主となってチームを上位へ導く鍵となるかもしれない。

【了】

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