【韓国 2-1 日本　EAFF東アジアカップ】

　中国・武漢で開催中の東アジアカップに参加しているなでしこジャパンは4日、初戦で地元中国に勝利した韓国代表と対戦し2-1で逆転負けを喫した。

　後半に途中出場すると巧みな位置取りで中盤に安定感をもたらし、果敢なランニングで攻撃に厚みを与えた川村優理は、「最後までみんな諦めずに戦っていましたし、その中で最後に失点してしまって、とても悔しい気持ちでいっぱい」と試合を振り返る。

　チームキャプテンとして臨みながら結果を出せず、インタビューに応じる川村はいまにも泣き出しそうな声で「最後のあそこのファウルも絶対なかったですし、相手より気持ちの部分で、ゴールを決めたいという気持ちが低かった。守り切れなかったのも自分たちのまだまだな実力」と悔しい思いを絞り出した。

　優勝の可能性はなくなったが、「勝って終わりたいですし、最後はみんなで笑って終われるように、そして自分たちらしく最後まで諦めずにプレーできたら」とすでに前を向いて次の試合に気持ちを切り替えている。最終戦は開催国である中国との対戦。完全アウェイの状況が予想されるが、川村は強い気持ちで若いチームをけん引する。

【了】