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北海道コンサドーレ札幌のドリブラー近藤友喜は仕掛けにこだわる。「数字で引っ張っていかないといけない」

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北海道コンサドーレ札幌 近藤友喜

【写真:編集部】

北海道コンサドーレ札幌MF近藤友喜がRB大宮アルディージャ戦へ抱負

 24日、北海道コンサドーレ札幌のMF近藤友喜は、翌日に控えたRB大宮アルディージャ戦に向けて前日練習を行い、取材に応じた。20日の藤枝MYFC戦では、ゴール前で突破を試みた際に倒され、FKを獲得。試合を振り出しに戻すゴールを呼び込んだ。武器であるドリブルで今節も大宮陣内を脅かしにいく。

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「ここから連戦にもなりますし、間がそんなになかったので特別何か相手に対してやったことはないです。僕たちが今まで積み上げてきたものをさらに積み上げてやっていこうというところなので、特別変わったことはないかなと思います」
 
 全体練習後、徐々に選手たちが引き上げていく中、近藤は確かめるようにクロスをあげていた。あすの相手は現在2位と好調のRB大宮アルディージャ。球際が激しく、ハードワークをするチームだが、「僕たちはチャレンジャーですし、そういう受けて立つチームでもないので、今後昇格争いを考えたときに引き分けでもダメな試合だと思うので、そういう気持ちを持って、プレーで表現できればいいかなと思います」とGW4連戦初戦の位置付けを踏まえたうえで、大宮戦に臨むことを強調した。
 
 加えて、勝利への一番のカギは球際やハードワークで相手に上回られないようにすることだと話した。右サイドで対峙することになると予想されるのは同じくドリブルで特徴のある泉柊椰。同学年の選手にも負けないようにしたいと意気込んだ。

 近藤はチーム加入2年目の24歳。昨季は攻撃の中心人物としてチーム2位の5得点、3アシストをマークした。オフにはJ1の複数クラブからオファーが届いていたが、J2に降格させた責任を感じ、残留を決断。並々ならぬ思いで今季に臨んでいた。

 ところが、チームは開幕から4連敗、シーズン序盤を終えて、4勝0分6敗で17位と苦しんでいる。近藤はここまで10試合すべてに出場し、2ゴール1アシストだが、自身の出来については納得していないようだ。

「僕自身正直、ここまであんまりいいプレーはできてないですし、見てる人も去年もっとできてたでしょって思ってると思うので、そことの比較は自分でもしちゃう部分はありますけど、急に良くなったりすることもないので、クロスや精度のところも日に日にやっていくしかないです。そこはあんまり悲観的にはならず、自信を持って毎日自分と向き合っていければ良くなってくるかなとは思います」

 それでも、ドリブル総数(40)やクロス総数(36)、ラストパスなどチャンスにつながったプレーを指すチャンスクリエイト総数(15)はチームトップの数字をマーク。チームが苦しい状況でも近藤は奮闘している。

 より目に見える結果を残すために、横浜FC時代にチームメイトだった長谷川竜也からクロスのところの蹴り方や体重の乗せ方などアドバイスを受け、練習で意識して取り組んでいるという。

「ドリブルの回数、成功数もそうですけど、まず仕掛けです。そもそも母数が少ないところと、突破できた後のニアにクロスが引っかかってしまうシーンも去年よりも多いので、そこはちょっと自分の中でもいろいろ考えて自主練をやっています。逆に考え過ぎちゃってうまくいってない部分もあると思う。ただそういう部分も試合で結果を残していくことで自信になっていくと思う」 
 
 爆発的なスピードで相手のディフェンスを脅かし、持ち味のドリブルで抜き去る。すべてはチームのチャンスにつなげるために―。

「もう僕もチームを引っ張っていかないといけない立場ですし、ハードワークだったり、そういうところももちろん大事ですけど、数字で引っ張っていかないといけないので、もっとこだわってやれればいいかなと思います」

(取材・文:編集部)
 

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【了】

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