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AZアルクマールのDF毎熊晟矢は移籍1年目でのタイトル獲得ならず…
毎熊晟矢が所属するAZアルクマールは現地時間21日、KNVBカップ(国内カップ戦)決勝でゴー・アヘッド・イーグルスと対戦。PK戦の末に屈し、タイトル獲得を逃した。オランダメディア『VP』は、敗れたAZの選手を評価。毎熊には、まずまずの点数がつけられている。
直近13日に行われたエールディヴィジ第29節のヘラクレス戦で途中出場し、打撲による負傷離脱から、リーグ戦5試合ぶりに復帰した毎熊。タイトルを懸けたファイナルの舞台では、右サイドバックでスタメン入りした。
リーグ戦では6試合勝利がないAZは、54分に獲得したPKをFWトロイ・パロットが沈めて、先制に成功する。しかし、その後は押し込まれる展開が続くと、後半アディショナルタイム9分にMFペール・コープマイネルスがボックス内でハンドを取られ、PKを献上。これをDFマッツ・デアイルに決められて、土壇場で追いつかれる。その後、延長戦に突入したものの、スコアは動かず。勝負の行方は、PK戦へ。AZは2人が失敗したのに対し、ゴー・アヘッド・イーグルスは全員が成功。AZはPK戦で2-4で敗れ、タイトル獲得を逃した。
同メディアは、延長前半3分までプレーした27歳のSBに「6.5」をつけ、「93分間しっかりとプレーし続けた。カップ戦決勝に向けてコンディションは万全ではなかったが、この日本人は最高のパフォーマンスを見せ、非常に堅実なプレーを見せた」と寸評を綴っている。
今シーズンの残す戦いは、リーグ戦のみとなったAZは現在6位。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権獲得圏内となる3位フェイエノールトとは13ポイント差、UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場圏内の5位FCトゥウェンテとは2ポイント差となっており、残り5試合でどこまで順位を上げられるか注目だ。
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