鹿島アントラーズ 最新ニュース

【写真:Getty Images】
レオ・セアラ不在。チャヴリッチが1得点1アシスト
明治安田J1リーグ第11節、鹿島アントラーズはアウェイ・JFE晴れの国スタジアムでファジアーノ岡山と対戦し、2-1で逆転勝利を収めた。4試合ぶりの白星となったこの試合で輝きを放ったのがチャヴリッチだった。右サイドハーフで先発し、後半は2トップの一角へとポジションを移していた。
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1点ビハインドで迎えた後半立ち上がりに同点弾は生まれた。左サイドからのクロスが逆サイドに流れ、津久井佳祐がダイレクトでゴール前にクロスを入れる。チャヴリッチは右足を振り抜き、豪快なボレーシュートで同点弾を叩き込んだ。その後も果敢な仕掛けを続け、73分にはアシストを記録。1得点1アシストの活躍で、勝利に直結する数字を残した。
「ケガから復帰してから得点を常に狙っていたので、この試合で結果を出せて嬉しい」と本人も語る通り、ストライカーとしての資質を改めて証明した一戦となった。
これまでもチャヴリッチは両ウイングとCF(センターフォワード)でプレーしており、様々な役割を担ってきた。「キャリアの中で右でも左でも、フォワードでもプレーしてきた」と話すように、これまでに培った柔軟性が武器だ。
「監督もこの試合ではフォワードの方が効果的だと思ったので変えたのだと思うし、違う試合ではサイドの方がいいと判断するかもしれない。ただ、自分のやることは一緒で、自分のターゲットとしていることは変わらない」
この日は中央での起用が的中した形となったが、どのポジションでも準備を怠らず、求められる役割を全うする姿勢が、指揮官の信頼を得る理由だ。
「ハードワークしてきたことが結果につながった。ここからまた続けていきたい」
様々なポジションでチームに貢献しながら、結果という形でも存在感を放つチャヴリッチ。岡山戦で師岡柊生が左アキレス腱を断裂し、レオ・セアラらを欠く中で、その万能性はチームを救うこととなった。
(取材・文:加藤健一)