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Jリーグ 2週間前

「チームのために全力を」なぜマテウス・サヴィオは得点に絡み始めたのか?ある選手との共通理解が浦和レッズを変えた【コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

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 明治安田J1リーグの第11節、浦和レッズ対横浜F・マリノスは浦和が3-1で勝利した。リーグ戦3連勝で順位を一気に4位に上げた浦和で、マテウス・サヴィオが輝きを放っている。4月に入ってから2得点2アシスト。守備にも奮闘するこのブラジル人が得点に絡めるようになったのは、ある選手との共通理解があった。(取材・文:河治良幸)

試合を動かしたマテウス・サヴィオのFK

マテウス・サヴィオ
【写真:Getty Images】

 浦和レッズは埼玉スタジアム2002で横浜F・マリノスに3-1の勝利を飾り、前節の京都サンガF.C.戦に続く、ホーム2連勝。国立競技場開催となったFC町田ゼルビア戦を含めると3連勝となった。口火を切ったのはマテウス・サヴィオによる直接フリーキックだった。

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 中央でマテウスの縦パスを受けた渡邊凌磨が倒されて獲得したFK。“クラッキ・ジ・ウラワ(浦和のクラッキ)”とも呼ばれるマテウスは、マリノスの長身選手たちが立つ壁の上ではなく、右側を巻いたボールでゴール右に突き刺した。

 ゴールを決められた側の朴一圭は「壁の作りかたで、(植中)朝日と(遠野)大弥をもうちょっと左に立たせて、ファーを切りながら駆け引きをした方が良かった。俺の責任です」と振り返るが、マテウスは「FKの位置もゴールから近かったですし、相手の壁が非常に高かったので壁越しに蹴るのはできないんじゃないかと思いました。そうしたらサイドにスペースが見えて、そこにうまく蹴ることができた」と語る。 

 キックの前に、マリノス側が壁を作っている間にマテウス、渡邊、石原広教、金子拓郎の4人で相談する様子が見られた。そこから石原が壁の方に移動すると、左にマテウス、中央に渡邊、右に金子というポジションを取り、最終的にはマテウスが残って右足を振り抜いた。

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