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久保建英、圧倒されたビジャレアル戦を「地獄のような試合」。約2か月間リーグ戦無得点に「本当はゴールを決めたいけど」

text by 編集部 photo by Getty Images

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久保建英
【写真:Getty Images】

久保建英が苦しい胸の内を明かす

 サッカー日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは現地時間20日、ラ・リーガ32節でビジャレアルCFと対戦し、2-2で引き分けた。試合後に、久保は苦しい胸の内を明かした。現地メディア『Noticias de Gipuzkoa』が、21日に伝えている。

 

 9位のソシエダが、5位に位置するビジャレアルとのアウェイゲームに臨んだ。久保は2試合連続でスタメンに名を連ねた。試合は、アウェイチームが、ジェレミ・ピノに先制点を奪われ、1点を追う苦しい展開に。それでも19分に獲得したPKをミケル・オヤルサバルが決めて、1-1のまま後半へ。

 そして、49分にはオヤルサバルが相手GKルイス・ジュニオールへの猛プレスからネットを揺らして、逆転に成功。しかし、60分にアジョセ・ペレスにゴールを奪われ、同点に追いつかれる。勢いに乗るホームチームに対し、イマノル監督は5バックに布陣を変更したものの、うまく機能せず、その後は完全に押し込まれる。ただ、3度もビジャレアルのゴールがVARに取り消されるという運にも恵まれ、2-2で試合は終了。ソシエダは何とか勝ち点「1」を手にした。

 86分間プレーした久保は「地獄のような試合だった。試合後に『負けるような内容ではなかった』と発言することもあるが、今回は引き分けすらふさわしくなかった。相手が勝つに値する試合だった」となんとかドローで終えた一戦を振り返った。
 
 前半に比べて、後半から見せ場が少なくなった自身のプレーについては「ボールがあまり回ってこなかった。もっとボールを受けていれば、チャンスを作れたと思う。前半は相手をうまく抜けていたからね」と話したうえで、「すべてはチーム全体があまりにも受け身になってしまったことが原因だと思う」と付け足した。

 さらに23歳のアタッカーは「守備的にプレーしていたにもかかわらず、相手に簡単に縦パスを通され、多くのクロスを許してしまった。何も上手くいっていなかったと思う。個人的には、あの場面(同点ゴールのシーン)は何としてでも守りきるべきだった」と60分の失点シーンについて触れた。

 最後に2月23日に行われたラ・リーガ第25節の3-0で勝利したCDレガネス戦を最後に、リーグ戦では得点が遠ざかっている背番号“14”は、「本当はゴールを決めたいけど、チームの状況を考えると、そんなことは言っていられない。謙虚に、自分のプレーでチームの勝利に貢献したい」と苦しい胸の内を明かした。

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