サッカー U-17アジアカップ 最新ニュース
サッカーU-17ウズベキスタン代表は全勝で大会制覇
サッカーU-17ウズベキスタン代表は20日、AFC U-17アジアカップサウジアラビア2025の決勝でU-17サウジアラビア代表と対戦し、2-0で勝利。2012年大会以来、2度目の大会王者に輝いた。AFC公式サイトは21日、イスロムベク・イスモイロフ監督の試合後のコメントを伝えている。
ここまで5戦全勝で勝ち上がってきたウズベキスタンと日本と韓国をPK戦で下してファイナルまで駒を進めてきたサウジアラビアとのファイナル。序盤から一進一退の攻防が繰り広げられるなか、40分にFWウルベク・サルセンバエフにレッドカードが提示され、ウズベキスタンが数的不利な状況に。続く前半アディショナルタイム2分にも、決定機阻止でDFミラジズ・アブドゥカリモフが一発退場。ウズベキスタンは、後半45分間を9人で戦うことを強いられる。
それでも、47分に獲得したPKをDFムハンマド・ハリノフが決めて、先制に成功すると、70分にはFWサドリディン・ハサノフが圧巻の個人技からネットを揺らして、追加点。見事に2-0で勝ち切り、アジアの頂点に立った。
イスモイロフ監督は「自分の選手たちを本当に誇りに思う。こんな状況で逆転したチームを、私は他に見たことがない。これは本当に素晴らしいことだ」と前半に2人を失う厳しい状況に立たされたものの、決勝で開催国を破ったチームを称賛した。
続けて「ハーフタイムに私は選手たちに『勝ちたいか?』と問いかけた。もしそうなら、自分たちのために戦わなければならない。運命を変えられるのは他の誰でもなく、自分たちだけなのだから」と声をかけたという32歳の指揮官は、「コーチングスタッフと選手たちを信じていた。FWとDF、2人の選手を失ったことで状況は非常に厳しくなった。それによってプランも変わってしまったが、幸いなことに勝つための解決策を見つけることができた」と劇的な勝利を振り返った。
最後に、「我々の大統領とUFA(ウズベキスタンサッカー協会)は、ウズベクサッカーを発展させるために毎年懸命に働いている。全てのアカデミーと学校が同じシステムで機能しているし、国内には多くの才能がある。我々全員が正しい方向性で努力できれば、我々は発展し続けるだろう」と2023年のAFC U-20アジアカップの優勝やマンチェスター・シティのDFアブドゥコディル・フサノフなど、ヨーロッパのビッググラブにも選手を輩出している近年の成功の要因を語った。
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