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【写真:Getty Images】
川崎フロンターレ長谷部茂利監督が序盤戦を総括
川崎フロンターレの長谷部茂利監督は20日、東京ヴェルディとの試合後の会見で、シーズン序盤戦を振り返った。試合はスコアレスドローに終わり、川崎はこれで5戦連続で勝利がない状態だ。結果が振るわない状態でAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルズに向かうが、内容面では変化の兆しも見える。
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「風が大きく影響したゲームだった」と振り返るきのうのヴェルディ戦は、川崎にとって前半は向かい風が吹き劣勢に、後半は追い風を受けて優勢になる流れだった。そうした難しい状況の中でも川崎らしくボールを保持し、攻撃を仕掛けたが、チャンスでは決め切れなかったり、ゴール前での迫力が足りなかったりと精彩を欠いた。長谷部監督は、「勝点3を中々取れない状況ですので非常に悔しい」とチームの現状について正直な思いを口にした。
得点はリーグトップの19ゴールも中々勝ち切ることができず、現在6位。上位に浮上できそうでできない、歯がゆい状況が続いている。また、3月29日から続いた過酷な7連戦で選手のコンディション面も決して良いとは言えない。
それでも、収穫もあったようだ。ヴェルディ戦前まで4試合連続で失点を重ね、そのうち3試合で複数失点をしていたが、きのうは無失点に抑えた。
「(これまでは)PAの中のシュートのところで自分たちの防ぎ方みたいなのに少しズレが出ていたし、緩みが出ていた。セカンドボールの反応、こぼれ球の反応は少し遅かったが、結構よくできていたと思う。相手にPAに入られない、シュートを出させないところまでしたいんですけれども、きょうは少しそれができていた。無失点ですし、相手のシュート本数もおそらく少ないと思うので、それはできていたと思う」
その言葉通り、ヴェルディのシュート本数はわずか3本だった。守備の修正は少しずつだが、ズレを解消していっている最中なのだろう。
過密日程の連戦を終え、シーズン序盤戦について、「ここまでのJリーグで感じているのは勝点が近い団子状態という意味では、引き分けが多い。ずっと負けてるチーム、ずっと勝ってるチームは少ない。そんな中で自分たちが勝てば抜けていけるのにという思いが、この序盤戦の感想です」と総括の中にも悔しさが滲んでいた。
27日にはACLE準々決勝がサウジアラビアで待っているが、来るリーグ戦再開へ向け再び準備していく。
「(シーズン序盤は)今季の初めに私が提示している無失点・複数得点というところにいけたゲームはありましたけれども、少なかった。どちらかができていないということもありましたので、そこを再開したJリーグの方でできるように、また選手たちと共有して、少しでも練習を積んで、実現したいなと思います」
(取材・文:編集部)
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