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左足への自信。田中克幸への信頼は着実に増している。北海道コンサドーレ札幌の「攻撃の中心となっていけるように」

text by 編集部 photo by Getty Images

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北海道コンサドーレ札幌 田中克幸

【写真:Getty Images】

北海道コンサドーレ札幌MF田中克幸がFK同点弾

 北海道コンサドーレ札幌は20日、明治安田J2リーグ第10節で藤枝MYFCと対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。開始早々の失点で嫌な予感もよぎったが、試合を振り出しに戻したのがプロ2年目の23歳、MF田中克幸だった。試合後の取材では、自身の持ち味であるキックへの自負が感じられた。

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「任せられている以上しっかり決めないといけないので、練習もしてますし、キックを特徴としている選手が、あれは決めて当たり前じゃないかなと思います」

 前半立ち上がりに失点を許し、課題としていた守備で不安を露呈させていた中、田中が精度の高い左足で直接FKをゴールに沈め、試合を振り出しに戻した。「距離も近かったですし、僕たちが隠した壁でキーパーが本当に(ボールが)見えてなさそうな動きをしてたので、枠に飛ばせば正直入るかなと思ってた」と自身のFKを冷静に振り返った。

 田中の今季だが、開幕メンバーには入ったものの、その後、左膝を負傷し戦列を離れていたため、ここまでリーグ戦の出場はわずか5試合。前節の水戸戦ではゴールこそならなかったが、ポスト直撃のシュートを放ち、CKからMF近藤友喜のゴールをお膳立てするなど、少しずつ攻撃にかかわる時間を増やしてきていた。

「より決定的なアシストだったり、そういうのを増やしていかないといけないなと思ってた中で本当に最後の数字になってないっていうことは、ちょっとまだ甘いんじゃないかな」とシュート練習で自身の感覚を確認しながら、毎日ぶらさない程度にボールは蹴っていたという。

 アシストやゴールという目に見える結果にこだわった中で生まれた今季初ゴールにも「個人として自信になるところもありますし、チームが勝ったのが一番嬉しいことです。これから連戦が続くので、しっかりそれを勝てるように、攻撃の中心となっていけるように今後しっかりまた結果を出して、信頼してもらって、出続ける選手になりたいなと思っています」と決して慢心することはない。

 それでも、岩政大樹監督やキッカーを譲ってくれたMF青木亮太をはじめ、周りからの信頼は着実に増してきている。その期待に結果という形で示していくつもりだ。

「練習の中でもアシストだったり、キャンプの練習試合だったり、決めていることで選手やスタッフ、いろんな方々から評価してもらえて、信頼されてるなと思うので、その期待にしっかり応えないといけない。プロサッカー選手としてもしっかり勝負していきたいところなので、本当にこだわっていけたらなとは思ってます」

(取材・文:編集部)
 

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