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【写真:Getty Images】
北海道コンサドーレ札幌・岩政大樹監督が試合後会見で総評
北海道コンサドーレ札幌は20日、明治安田J2リーグ第10節で藤枝MYFCとホームで対戦し、2-1の逆転勝利を収めた。ここまで3勝0分6敗で17位と苦しい状況が続いている札幌にとって、何としても浮上のきっかけをつかみたい大事な試合だっただけに、岩政大樹監督にとっても重要な試合となったようだ。
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「思い描いたような展開ではなかったですけども、先制されてからは粘り強く戦っての勝利というところもシーズンの中ではチームを強くする上で非常に重要な勝ち方でもあると思ってるので、より強固になっていくかなというふうに思っています」
試合後の会見で、岩政監督はきょうの試合をこのように評した。
札幌は開始早々7分、CKから藤枝に先制点を許す苦しい立ち上がりだった。課題としていた守備、それも早い時間帯での失点をまたしても避けることができなかった。ここまで9試合を戦い、失点はリーグワースト2位タイの16を数え、前半だけで8失点、そのうち試合開始15分以内の失点が4と半数を占めていた。
それでも札幌は前半のうちにMF田中克幸の見事な直接FKで同点に追いつき、前半を1-1で折り返す。岩政監督はハーフタイム中に、「これほど(指示を)多く出したことはない」とゴール前での対応の軽さについて叱責し、相手のやり方に対してのプレスのかけ方、ビルドアップの仕方など、いつも以上に戦術的な指示を細かく伝えたという。さらに、試合前には「先に取られたら取り返す」とも伝えていたようだ。
そして、この日の札幌の先発はいつもとやや異なるものだった。4-4-2のフォーメーションでサイドバックの左にDFパク・ミンギュを、右にDF髙尾瑠、左のセンターバックにMF高嶺朋樹、ボランチにMF青木亮太とDF西野奨太、左のウィングにMFスパチョーク、さらにトップ下気味で前線にMF田中克幸を当てはめたのだ。「おそらくこれまでで一番悩みました」という選手の起用方法は、最初から岩政監督の頭の片隅にあったようなアイデアだったという。