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横浜F・マリノス 最新ニュース

喜田拓也は状況打破へ勝利目指す

　J1リーグの横浜F・マリノスでキャプテンを務める30歳のMF喜田拓也が19日、トレーニング後に囲み取材に応じ、現状と今後について話した。スティーブ・ホーランド監督の解任とヘッドコーチのパトリック・キスノーボ氏が暫定的に指揮を執ることが発表され、現状打破へ向け覚悟を持って試合に臨む。

　マリノスは今季ここまで11試合を消化して1勝5分5敗と苦しみ、J2への降格圏内である19位に沈んでいる。2連敗で迎える20日の浦和レッズ戦がキスノーボヘッドコーチの初陣だ。

　18日にホーランド監督が解任されたことについて喜田は「（シーズン途中での監督交代は）2年連続なので、普通にあってはいけないですし、重く受け止めないといけない。そして、選手たちも同じく大きな責任を感じないといけないと思います」と話した。

　また、ホーランド監督のもとで「アタッキングフットボールを捨てようとやっていたわけではないので、そこは履き違えてはいけない。失点を減らす、守備を取り組んでいたのは事実。その中で、選手たちがバランスをどれだけ攻撃に力が使えるかということは苦労してきた部分でもある」と、ここまでの戦いについてコメントした。

　この状況の中で、苦しんでいるのは選手たちだけではないとも話し、「（サポーターが）一緒に乗り越えようとしているのは痛いほど感じていますし、こういう状況になったからといって、魔法みたいに100％チームが良くなるとは限らないですけど、カッコ悪くてもいいので、喰らいついて、しがみついて、この状況を変えたいと思っています」と意気込んだ。

　さらに、「周りが『マリノス大丈夫か』と、『どうした』って好き勝手いうのであれば、俺がこのメンバーで必ず見返したいと思っていますし、苦しい、悔しい思いをしているマリノスファミリー全員で必ず見返したいと思っているので、勝っていくこともそうですし、自分たちで示していくことでしか変えていけないと思うので、全員が覚悟を持って臨んでいきたい」と口にした。まずは次の浦和戦でどんなプレーを見せてくれるのか、今後を占う一戦となるかもしれない。

（取材・文：編集部）

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