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ジャンルイジ・ドンナルンマ、ビッグセーブを連発したが…

　UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）準々決勝2ndレグ、アストン・ヴィラ対パリ・サンジェルマン（PSG）の試合が現地時間15日に行われた。PSGのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの活躍が光るも、マン・オブ・ザ・マッチ（MOM）に選ばれなかったと、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が15日に報じた。

　PSGはホームで開催された1stレグで3-1の勝利を収めていたため、リードした状態で2ndレグに臨んでいる。そして、11分にPSGのアクラフ・ハキミが先制点を決め、27分にはPSGのヌーノ・メンデスも得点したことで、PSGは非常に有利な展開となった。しかし、ここからアストン・ヴィラの猛反撃が始まる。34分にカウンターからアストン・ヴィラのユーリ・ティーレマンスが1点を返すと、55分にはアストン・ヴィラのジョン・マッギンが追加点。さらに、57分にはアストン・ヴィラのエズリ・コンサが右足でシュートを決めて一気に逆転した。最終的にPSGは2-3の敗戦を喫したが、それでも2戦合計5-4でPSGが準決勝進出を決めている。

　結果だけ見れば接戦だったように思えるが、ドンナルンマの働きがなければ、PSGが敗退する可能性もあった。同メディアは「試合に負けたのに、ゴールキーパーが英雄として称賛されるのは奇妙に感じるかもしれないが、ドンナルンマは少なくとも3回の決定的なビッグセーブでゴールを守り、延長戦に突入するのを防いだ」と報じ、PSG守護神の活躍を讃えている。

　だが、MOMに選出されたのはPSGのウスマン・デンベレだった。これには批判が相次ぎ、イタリア版の『スカイ・スポーツ』の番組において、ボバン氏は「正直言って、デンベレはトロフィーをドンナルンマに渡すべきだ。MOMを選んだ欧州サッカー連盟（UEFA）の審査パネル（選考委員）は、サッカーのことを全く理解していない。通常、この決定が覆されることはないが、今回ばかりはフットボール部門の責任者が介入すべきだった」と指摘。また、カペッロ氏は「この決定に関わった3人を特定して、今後は選出に関わらせないようにすべきだ。もう出入り禁止で良い。一体試合の何を見ていたんだ？」と痛烈批判している。ドンナルンマの活躍が勝敗を左右しただけに、MOMに選ばれなかったことに納得いかないようだ。

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