6位:サンダーランド

【写真:Getty Images】
シーズン:2002/03
勝ち点:19(4勝7分27敗)
21世紀以降にサンダーランドは4度の降格(2部相当のチャンピオンシップから3部相当のリーグ1も含む)を経験している。そのすべてが「最下位」での降格と、数年に一度のペースで最悪のシーズンを過ごす。
今世紀初の降格となった2002/03シーズンも最悪の1年間だった。サンダーランドは1999/00シーズンにプレミアリーグ昇格を果たしてから2季連続で7位フィニッシュしている。その立役者となったのがエースの元イングランド代表FWケヴィン・フィリップスだ。
同選手はトップリーグ初挑戦となった1999/00シーズンに36試合で30ゴールを決めて、いきなりプレミアリーグ得点王のタイトルを獲得。しかし、この調子は長続きしなかった。怪我や素行の問題でシーズンを経るに連れて得点数が減少すると、2002/03シーズンは32試合で6得点に終わり、エースとしての役割を果たすことができなかった。
彼の得点力に依存をしていたサンダーランドは必然的にゴール不足に陥り、チームとして奪った得点は38試合で「21」のみ。これは得点王に輝いたルート・ファン・ニステルローイや得点ランキング2位のティエリ・アンリ、3位のジェームズ・ビーティーを下回るゴール数だった。
シーズンの最終盤は完全にチームが崩壊。怒涛の15連敗を喫して、当時のワースト勝ち点となる「19」で2部降格を味わった。