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もう4月なのに…。いまだ無所属の日本人選手6人。今後どうなる? サッカー日本代表クラスの大物も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF:大森晃太郎(おおもり・こうたろう)

大森晃太郎
【写真:Getty Images】

生年月日:1992年4月28日(32歳)
最終所属クラブ:ジュビロ磐田
昨季リーグ戦成績:出場なし(カマタマーレ讃岐)

 大森晃太郎は、2024年限りでジュビロ磐田との契約が満了して、現在はフリーとなっている。

 ガンバ大阪の下部組織で育った大森は、2011年にトップチーム昇格。突破力と技術に優れた攻撃的MFでありながら、守備のハードワークも厭わない万能型として評価された。

 チームがJ2を戦っていた2013シーズンから出場機会を増やすと、2014シーズンにはJ1で23試合に出場。この年に5得点を挙げ、G大阪の3冠達成に貢献し、当時22歳にして将来を嘱望される存在となった。

 その後、ヴィッセル神戸、FC東京と渡り歩いた大森は、2020年にJ2のジュビロ磐田に加入。2020シーズンと2021シーズンは2年連続でリーグ戦8アシストを記録し、輝きを放った。その後チームはJ1に昇格し、2022シーズンは25試合に出場した。

 しかし磐田は1シーズンで降格。再びJ2を舞台にした2023シーズンはリーグ戦出場がわずか5試合にとどまると、2024年1月にタイ1部リーグのムアントン・ユナイテッドに期限付き移籍で加入する。

 初の海外挑戦となった同クラブでは初戦でゴールを決めたものの、リーグ戦出場は8試合にとどまった。シーズン後半はJ3のカマタマーレ讃岐に期限付き移籍するも、公式戦の出場機会はなかった。

 ムアントン・ユナイテッドで国外適応に苦しんだことはあり得ることと割り切れるが、J3での出場ゼロという結果は、大森の実績を踏まえると不可解に映る。2023年以降の公式戦プレー時間は653分にとどまり、近年は明らかに存在感を薄めている。

 その実力とキャリアを考えれば、まだ十分に勝負できるはずだが、新天地が決まらないのには何らかの事情があるのかもしれない。

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