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明治安田J2リーグ第8節が5日に各地で行われ、大分トリニータはRB大宮アルディージャと2-2で引き分けた。2度リードを奪うも勝てず、榊原彗悟は勝っている時の戦い方が「定まっていない」と語った。J1、それも名門の横浜F・マリノスで経験を積んだ榊原だからこそ、チームに足りないものが何か分かっている。(取材・文:元川悦子)
J2・暫定10位から挽回を期す大分トリニータ
2021年にJ1で18位となり、J2に降格してから、2022年が5位、2023年が9位、2024年が16位と、年々順位を落としている大分トリニータ。2008年のJリーグヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)では優勝経験もある名門には、復活への大きな期待が寄せられている。
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迎えた2025シーズンは昨年に続いて片野坂知宏監督が指揮を執り、J1昇格プレーオフ圏内の6位以上を目標に掲げてシーズンに挑んでいる。ただ、序盤は開幕・北海道コンサドーレ札幌戦で白星発進したものの、そこから5試合未勝利と勝ち切れない状況が続いた。3月30日の前節・愛媛FC戦でようやく今季2勝目を挙げたが、7試合終了時点で10位。ここからギアを上げていく必要があった。
こうした中、迎えた4月5日のアウェイ・RB大宮アルディージャ戦。J3から昇格して快進撃を見せる相手を止めてこそ、大分は上位争いに参戦できる。そのためにも、課題である得点力アップはマスト。有馬幸太郎、伊佐耕平らアタッカー陣は奮起が求められた。
2列目に陣取る榊原彗悟もその1人。横浜F・マリノスユース出身の彼は、2019年にJFLのラインメール青森でプロキャリアをスタートさせ、2022年に古巣へ復帰。同年は青森にレンタルする形になり、2023年からようやく名門クラブの一員となった。
しかしながら、2023年はJ1・3試合、2024年は同10試合と思うように出番を得られず、今季は覚悟を持ってJ2・大分へ完全移籍。目下、新天地で再起をかけているのだ。