3位:ジュビロ磐田
W杯歴代選出メンバー数:8人
最後の選出選手:伊野波雅彦(2014年)
3位には古豪のジュビロ磐田がランクインした。同クラブからはこれまで、8人の選手がW杯メンバーとして選出されている。
磐田といえば、1990年代後半から2000年代前半にかけてのリーグ戦での強さが印象的で、選出されているW杯メンバーを見ても当時の輝きが証明されている。
日本代表が初めてW杯に出場した1998年のフランス大会では名波浩、中山雅史、服部年宏が選ばれている。代表で背番号10を背負った名波は、ゲームメイカーとしてグループステージ全試合に出場。中山はグループステージ最終戦のジャマイカ代表戦でゴールを決め、日本代表のW杯初ゴールとして多くの人々の胸に刻まれている。
その後も毎大会W杯戦士を輩出しているあたりはさすが黄金期の磐田と言ったところだろうか。2002年の日韓大会では、中山と服部が前回大会から続いて選出された他、福西崇史もJリーグでの活躍が評価されW杯行きを掴み取っている。
また、海外挑戦を終えて2005年に磐田に加入した川口能活は、2006年のドイツ大会と2010年の南アフリカ大会に選出されている。磐田在籍時としてはこの2大会のみだが、自身としては1998年のフランス大会から4大会連続でW杯メンバーに選ばれている重鎮だ。
現時点で磐田の最後のW杯戦士は、DFの伊野波雅彦となっている。2014年に開催されたブラジル大会で、J2クラブから唯一の選出となった。
なお、2006年ドイツ大会のメンバーに選出されるも、大会直前の怪我により離脱を余儀なくされた田中誠もカウントしている。