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ダニ・オルモ、暫定登録が認められたが…
バルセロナに所属するスペイン代表MFダニ・オルモは一時期、選手登録不可によりプレーできなかった。その後、政府機関のスペインスポーツ高等評議会(CSD)によって暫定登録が認められたことにより出場可能となったが、その判断は間違いだったとラ・リーガが主張している。英メディア『BBC』が2日に報じた。
事の発端は、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンが負傷による長期離脱を余儀なくされたことに乗じ、バルセロナがライプツィヒからオルモを獲得したことにある。特例措置による選手登録だが、クリステンセンの復帰の見通しが立ったことで、特例措置の条件であるサラリーキャップ規定の超過を解消するための新たな収入源確保が必須となった。しかし、昨年12月31日の期限までに書類提出が間に合わず、ラ・リーガとスペインサッカー連盟(RFEF)はオルモの登録を削除。だが、バルセロナが反発してCSDに異議申し立てを行うと、最終的にCSDが暫定登録を認める結果となり、オルモの登録削除が無効にされた。
暫定登録が認められる根拠となったのが、8300万ポンド(約158億円)を調達するためにバルセロナが1月3日に発表したカンプ・ノウ・スタジアムのVIPボックスを販売する契約だ。ただ、この契約に関しては、バルセロナが提出した2024/25シーズンの決算書には記載されておらず、別の監査人によって承認されていたと、ラ・リーガが主張している。
ラ・リーガは「VIPボックスの取引に関する金額は、クラブおよび監査人が当時の取引で証明した内容とは異なり、最終的には損益計算書に記録されていない。つまり、バルセロナは2024年12月31日および2025年1月3日時点、また現在に至るまで、オルモおよびパウ・ビクトルの選手登録に必要なファイナンシャル・フェアプレーの枠を有していないと言うことだ」と述べた。なお、CSDは4月7日までに、オルモとビクトルの登録を取り消すかどうか最終決定を下す予定となっている。ラ・リーガの主張が正しければ、オルモらが暫定登録期間に出場した試合に関しても問題となるかもしれない。
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