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「必要としていなかった」レンヌ元監督、サッカー日本代表FW古橋亨梧の獲得を望んでいなかった?「無関係の取引を決断」

text by 編集部 photo by Getty Images

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古橋亨梧
【写真:Getty Images】

古橋獲得は望んでいないものだった?

 今冬の移籍市場で、スコットランドのセルティックからフランス・リーグアンのレンヌに移籍したFW古橋亨梧。しかし、レンヌでは出場機会をほとんど得ることができていない。スコットランドメディア『THE CELTIC Star』は1日、レンヌのホルヘ・サンパオリ元監督は古橋獲得を望んでいなかったと伝えている。

 

 古橋はレンヌに合流した直後に、彼の加入を望んでいたホルヘ・サンパオリ元監督が解任されてしまう。新たにハビブ・ベイェ監督が就任し新しい体制のもとでスタートすると、思うような出場機会を得られていない。

 古橋が出番を得れていないのは指揮官の交代も少なからず影響していると現地でも指摘されていたが、サンパオリ元監督は選手獲得に関して自身の発言権はなかったと明かしている。

「クラブオーナーはフランスでかなりの重要人物であり、はっきり言って、クラブは私の期待に応えてくれなかった。スポーツディレクターは、我々が必要としているものとは無関係の取引を決断した。冬の移籍期間に選手を選ばせてくれなかったチームを、私は指揮することができなかった。話をより簡単なものにするために、すでに我々とプレーしたことのある選手について話したが、それされ聞き入れられなかった」

 サンパオリ元監督が言及したように、古橋獲得は監督が望んだものではなく、クラブが主導したものだったようだ。

 同メディアは、「26年のW杯が迫る中で、古橋は再び代表チームに加わるために移籍を決断した。しかし、より良いリーグを求めて移籍をしたにもかかわらず、かつてセルティックで偉大だったストライカーがその目標を達成できない可能性は高まっている」と、移籍後の古橋の厳しい現状について言及。

 そして、「解決策を見つけられることを願う」と述べた上で、「キャリアの失速を乗り越え、どこへ行っても自信を取り戻せることを願う。レンヌはセルティックに支払った1000万ポンド(約19億円)よりはるかに低い移籍金を受け入れざるを得ない。夏の古巣復帰が全ての関係者にとって最善の解決策になるだろう」と、今夏の移籍市場でセルティックが古橋を再獲得することもあり得ると指摘している。

 直近のアンジェ戦では、後半アディショナルタイムから途中出場した古橋。W杯に向けて出場機会を確保しようと考えた場合、今夏にはセルティックへの復帰を検討する可能性もあるだろう。

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