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2025明治安田J1リーグ第7節が29日に各地で行われ、東京ヴェルディは柏レイソルとアウェイで戦い、スコアレスドローとなった。この試合では、ジュビロ磐田から加入した平川怜が今季リーグ戦初先発。ひたむきにトレーニングを積んできた男は、90分を戦い、何を感じたのだろうか。(取材・文:河治良幸)
ほとんど必然だった平川怜のスタメン起用
東京ヴェルディは柏レイソルとアウェイで戦い、スコアレスドローで試合を終えた。
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ポゼッションをベースとした攻撃的なスタイルで注目を集めていた柏に対して、ヴェルディは3-4-2-1というこれまでと同じシステムを生かしたマンツーマンのハイプレスとゾーンのローブロックを使い分けるディフェンスで対応した。
柏の攻撃をうまく制限しながら、ボールを奪えば前線の木村勇大や2シャドーを生かして効率よくゴールチャンスを作った。その生命線となっていたのが齋藤功佑と平川怜のボランチコンビだ。
基本的に柏の2ボランチに厳しく付きながら、押し込まれたところでは中央のバイタルエリアを消して、セカンドボールから自分たちの攻撃に繋げていく。やるべきことはシンプルだが、ハードワークと素早い切り替えが求められる。
一瞬の気の緩みも許されないタスクだ。今シーズン開幕前にジュビロ磐田から加入してきた平川にとってはリーグ初スタメンだったが、この役割を見事にこなしながら、攻撃面では持ち前の技術と視野の広さを生かしてチャンスに繋げていた。
平川のスタメン起用にはチーム事情も影響している。キャプテンを担う森田晃樹が、前節の名古屋グランパス戦で負傷し、柏戦ではベンチからも外れていた。
しかし、その名古屋戦でも前半途中の交代出場から中盤を締めて、2-1の勝利に貢献していた平川をスタメンで送り出すことに関して、城福浩監督に不安は無かっただろう。