Jリーグ 最新ニュース
6戦無敗の鹿島アントラーズが首位キープ
明治安田J1リーグ第7節、鹿島アントラーズ対ヴィッセル神戸が29日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、1-0で鹿島が勝利した。前節の引き分けで連勝は5でストップしたが、この試合に勝利したことで連続無敗を6試合に伸ばした。鹿島は目の前の結果に全力でアプローチしながらも、内容面の向上も追求する。
通常より1270円お得に観るならDMM×DAZNホーダイ[PR]
「今日は自分たちがアグレッシブに戦うことを求めた中で、選手は最初から最後まで強気でやり続けた」と鬼木達監督が振り返ったように、連覇している神戸に臆することなく挑んでいった鹿島の気迫が上回った形になった。
今季5勝目を挙げたが、余裕を持って試合を締めくくれた試合は少ない。この日も決して多くのチャンスを作れたわけではなく、唯一の得点もGK前川黛也の判断ミスから生まれたもの。文字通り最少得点差を、鹿島は身体を張って守り抜いている。
開幕直前の怪我で出遅れ、この試合が公式戦初出場になった三竿健斗は外から見ることで客観的にチームの現状を捉えていた。
「練習からつなぐ、つながるところに取り組んできて、ここまで勝っては行けるけど、正直練習で出しているほどその形を出せていなかった。ミスしてもいいから普段やっていることをみんなでやった方がいい」
その一方で、内容面での積み上げを三竿も感じていると言う。今季初先発となったチャヴリッチと安西幸輝の左サイドのユニットに鈴木優磨や樋口雄太が適宜加わってパスに絡む形や、右サイドでは小池龍太と樋口、濃野公人らが少ないタッチ数で崩す形など、能動的にボールを動かすシーンは少しずつ増えている。
「神戸という1つ上の基準を持ったチームとやる上で、自分たちが目指している基準、そこで劣ってはゲームにならない。徐々に徐々に、まだまだですけど、戦えるところまでは積み上がっている」
鬼木監督もこの点においては少なからず手ごたえを感じているようだ。そして、「同じ道をたどるのではなく、少しずつブラッシュアップできればと思う」と言う。当然、目の前にある試合に勝つことに全力を注ぐことに変わりはないが、それと同時に相手を圧倒して、サポーターを魅了する内容を目指していく。
(取材・文:加藤健一)
【関連記事】
選手に「申し訳ない」と伝えた。鬼木達監督が鹿島アントラーズに植え付ける意識。スタイルと勝利を両立するためのアプローチ
樋口雄太が変わる。新生・鹿島アントラーズの看板ボランチとして。鬼木達監督の愛弟子から学ぶこと「脱力しながら…」【コラム】
“Jリーグ通”が本気で考えた! 2025年 J1順位予想1〜10位
【了】