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なでしこジャパン、主な落選組の現状は?
日本サッカー協会(JFA)は27日、4月6日に行われるコロンビア女子代表戦に臨む、なでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー23名を発表した。GK木稲瑠那とDF佐々木里緒が初招集を果たした一方で、FW藤野あおばやGK山下杏也加などの常連組が招集外。主な落選組の現状はどうなっているのか。
マンチェスター・シティの藤野は、2月のSheBelieves Cupからなでしこに合流後も、順調に出場機会を重ねていた。3月15日に行われたFA女子リーグカップ決勝のチェルシー戦でゴールを決めるも、その後の2試合を欠場している。ニルス・ニールセン監督は会見で「残念ながら怪我ということで、復帰までに数か月を要する筋肉系の負傷です」と説明した。
また、山下は代表から合流後、シティで4試合プレーしたが、23日のチェルシー戦を欠場。なでしこジャパン指揮官は「軽傷で数週間の離脱。そのため今回は選んでいません」と明かしている。
怪我以外で、招集が見送られた主なメンバーでは、アメリカ・ナショナル・ウィメンズサッカーリーグ(NWSL)のエンジェル・シティDF守屋都弥、ブンデスリーガ女子のフランクフルトに所属するFW千葉玲海菜が挙げられる。
守屋は17日のNWSL開幕戦のサンディエゴ・ウェーブ戦に途中出場で公式戦デビューを果たすが、22日の第2節ポートランド・ソーンズ戦で出番はなかった。INAC神戸レオネッサから移籍したばかりである上に、出場時間が短いことが影響したと予想される。千葉はアメリカ遠征後の2試合で途中出場が続いており、守屋と同様の理由だろう。
一方、常連組のMF林穂之香は、代表からエバートンに戻ってからの3試合全てに先発し、1ゴールを決めている。前回の代表戦でゴールを決めた籾木結花もレスターで、直近の3試合全てに出場し、1得点を挙げた。アメリカのニューヨーク州で生まれたため、ニールセン監督と英語で直接コミュニケーションを図れるだけに今回も選出されるかと思われたが、招集は見送られた。
ただ、それは指揮官が会見で語った「チーム内には競争もありますが、ポジションによってはワールドクラスの選手がなかなか見つかりません。そのため、いろいろな選手を試したい」という意向が、今回の選考に影響しているのかもしれない。
(取材:加藤健一 文・構成:編集部)
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