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木稲瑠那、佐々木里緒がなでしこジャパン初招集
日本サッカー協会(JFA)は27日、4月6日に行われるコロンビア女子代表戦に臨む、なでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー23名を発表した。長谷川唯や長野風花、熊谷紗希などの常連組が順当に選出となる中、GK木稲瑠那とDF佐々木里緒が初招集を果たしている。この2人の今季の活躍ぶりを振り返ってみたい。
今回は、マンチェスター・シティのGK山下杏也加が招集外。ニルス・ニールセン監督は会見で「軽傷ということですが、招集を見送りました。若いGKを呼んでいます」と選外の理由を説明した。山下は、23日のチェルシー戦を欠場、現地時間27日のUEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)準々決勝2ndレグのチェルシー戦もメンバーから外れる可能性が高いとみられる。
なでしこジャパン守護神の代わりに選ばれたのが、サンフレッチェ広島レジーナの木稲だ。今季は、リーグ戦全15試合に出場し、失点はわずか「9」。さらに、WEリーグクラシエカップでは6試合で5失点とチームの守備を支え、優勝に導いた。ビルドアップで重要な役割を果たし、セービングにも定評がある、安定感の高いGKだ。
佐々木は、マイナビ仙台レディースでプレーするレフティー。2023年9月のアジア競技大会で日本女子代表に選出されているが、この時は“B代表”という扱いだったため、A代表としては初めての代表入りだ。左サイドバックを定位置とするものの、ボランチもこなせる器用な側面も持っている。
現在、リーグ最下位に位置する仙台で13試合に出場。2024年9月に開催されたFIFA U-20女子ワールドカップで6試合に先発し、U-20日本女子代表(ヤングなでしこ)の準優勝に貢献した。
最大の特徴は左足での正確無比なキック。セットプレーのキッカーも任されている。23/24シーズンのWEリーグ第12節、ちふれASエルフェン埼玉戦の後半アディショナルタイム(AT)に決めたFKからのスーパーゴールが、大きなインパクトを与えた。
山下の負傷によりチャンスを得た木稲と、手薄の左SBの候補として挙げられる佐々木は、果たして代表に定着できるだろうか。
(取材:加藤健一 文・構成:編集部)
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