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Jリーグ 4日前

結局、アルビレックス新潟は昨季とどう違うのか?(2)尖るか、否か。樹森大介監督のやろうとしているのは…【戦術分析コラム】

シリーズ:戦術分析コラム text by らいかーると photo by Getty Images

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アルビレックス新潟は3分3敗の19位という成績で、インターナショナルマッチウィークによるリーグ戦の中断期間を迎えた。樹森大介監督の下で戦う今季の新潟は、昨季とどう変わっているのか。後編ではリーグ戦での苦戦の原因から、これからの新潟の可能性を探る。(文:らいかーると)


著者プロフィール:らいかーると

1982年、浦和出身。とあるサッカーチームの監督。サッカー戦術分析ブログ「サッカーの面白い戦術分析を心がけます」主宰。海外サッカー、Jリーグ、日本代表戦など幅広い試合を取り上げ、ユニークな語り口で試合を分析する人気ブロガー。著書に『アナリシス・アイ ~サッカーの面白い戦術分析の方法、教えます~』『森保JAPAN戦術レポート 大国撃破へのシナリオとベスト8の壁に挑んだ記録』がある。

ここまでのアルビレックス新潟

アルビレックス新潟
【写真:Getty Images】

 さて、ここまでの試合を振り返ったところで、アルビレックス新潟にここまでの流れについて改めて整理していきます。

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 昨年までのサッカーがボール保持に偏りすぎていたことを解決するために、ビルドアップ隊からの速攻とハイプレッシングを自己紹介とします。横浜F・マリノス戦と清水エスパルス戦で自己紹介に成功するものの、さすがに速攻に偏りすぎたと反省し、速攻を控え目にするように修正しました。

 鹿島アントラーズ戦では試合展開にも大きく影響されながらも、ボールを保持する時間が今度は増えすぎてしまい、セレッソ大阪戦で良いバランスに落ち着いてきたけれど、相手のビルドアップの特徴から今度はハイプレッシングがなりを潜める形となります。東京ヴェルディ戦でもハイプレッシングは機能せずに、ボール保持と速攻のバランスはボール保持に傾いていきました。

 ハイプレッシングを機能させるために3バックに変更したけれど、FC町田ゼルビアのビルドアップの巧みさに翻弄され機能せずに、ボール保持でも準備していた計画は頓挫。後半に4バックで破れかぶれのプレッシングを行うものの、ゴールには届かずという展開で中断期間を迎えることとなりました。

 さて、ここからが本番です。

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