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開幕4戦未勝利という苦しい船出となった浦和レッズだが、直近2試合で1勝1分と上昇傾向にある。「狙いの軸が定まっているか疑問」と題した前回から、どのように変わっていったのだろうか。浦和が施した修正を明らかにしつつ、これからの課題にも焦点を当てていく。(取材・文:編集部)
浦和レッズは少しずつ改善されている
浦和レッズは2月の苦しい開幕3戦未勝利のスタートから、3月に入り初勝利を挙げるなど多少の持ち直しを見せている。攻守において、少しずつ改善されたポイントが明らかになってきている。
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マチェイ・スコルジャ監督が「ロングボールの処理は良くなっていたと思います」と話したように、開幕戦から前線のターゲットに当ててくる相手への対応には良い部分が出ていた。一方で、湘南ベルマーレや柏レイソルのようにグラウンダーのショートパスでの前進を図ってくる相手には苦戦する傾向があった。
しかし、直近の鹿島アントラーズ戦を見れば、相手を苦し紛れのロングボールに追い込んで強みを生かす、プレスと後方の強さの良い循環が見られるようになってきた。
安居海渡は前線のプレスについて「4-4-2でやることもあるけど、4-2-3-1でハメに行く感じ」と、チアゴ・サンタナと主に松本泰志が務めるトップ下の選手が縦関係になり、サイドハーフが前に押し出していく形を取ることが増えたと話す。
そして、サイドハーフは外を切りながら中央に相手を誘導することで、ボランチ周りでのボール奪取や、苦し紛れにターゲットを狙うボールを蹴らせて跳ね返しセカンドボールを確保する形が増えるようになった。鹿島戦では、前半10分を前に右サイドから相手を追い詰めていって中央でのボール奪取からショートカウンターにつながった場面も作り出した。