MF:南野拓実(みなみの・たくみ)

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月16日(30歳)
所属クラブ:モナコ(フランス)
3月シリーズ:2試合出場0得点0アシスト
モナコでプレーする南野拓実は、3月シリーズ2試合で大きな存在感を放つことができなかった。
30歳の南野はバーレーン代表戦までの最終予選7試合すべてに先発出場。サウジアラビア代表戦では初めてベンチスタートとなったものの、試合終盤に起用され、最終予選全試合に出場している。
この事実からも分かる通り、森保一監督からの信頼は厚い。相手の最終ライン背後のスペースに飛び出すなど、献身的な動き出しでチャンスを創出できる選手だ。
しかしながら、アジア屈指の攻撃力を誇る日本代表に対して、対戦相手が綿密かつ徹底した対策をしてきた3月シリーズでは、大きな見せ場を作れなかった。
バーレーン代表戦では、中盤のスペースが相手によって制限されたことでボールに絡めず。データサイト『Sofa Score』の機械採点では、先発11人のなかで最低評価となる「6.4」をつけられている。
続くサウジアラビア代表戦では、83分に投入されるとすぐに決定機を迎える。旗手怜央のパスに反応して裏へ抜け出し、ヘディングシュートを放ったが、これはオフサイド判定に。ローブロックを組んでがっしりと構えた相手に対して、相手の意表を突く素晴らしいプレーだったと言える。
ただ、結果的に副審に旗を挙げられており、ゲームチェンジャーにはなれなかった。主導権を易々と明け渡し、自陣深くに引いた相手をどう崩すのか。南野にはこういう試合でこそチームの攻撃を引っ張る活躍を求めたい。
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