MF:三笘薫(みとま・かおる)

【写真:Getty Images】
生年月日:1997年5月20日(27歳)
所属クラブ:ブライトン(イングランド)
3月シリーズ:1試合出場0得点0アシスト
日本のサイド攻撃において、最重要選手である三笘薫だが、3月シリーズでは期待を下回るパフォーマンスになってしまった。
所属するブライトンでは、今季ここまでリーグ戦29試合に出場して7ゴール3アシストを記録。2月のプレミアリーグの月間最優秀ゴール賞とクラブの月間最優秀選手賞を受賞するなど、好調を維持していた。
しかし、満を辞して臨んだ3月シリーズのバーレーン代表戦は、絶好調とはほど遠いプレーだった。
身体が重く見え、自慢のドリブルにキレがなく、仕掛けても抜ききれない。50分には素早い動きから南野拓実のスルーパスを引き出し、相手DFと競争になったが、加速できず、クリアされてしまった。調子が良い時であれば、少なくともボールには触れていただろう。
データサイト『Sofa Score』によると、この試合における三笘の「ドリブル成功率」はわずか14.2%だった。相手が対策を徹底してきたこともあって、なかなか攻撃の起点になれず、前半終了間際に訪れたチャンスでもシュートは枠を捉えることができなかった。
「いつもの三笘なら…」と思えるシーンが多く、明らかに本調子ではなかった印象だ。らしくない活躍ぶりだったプレミアリーガーは76分に交代している。
続くサウジアラビア代表戦では、コンディション不良によって前日練習に参加せず、試合を欠場している。詳細は不明だが、バーレーン代表戦でのパフォーマンスとも関係があるかもしれない。