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1993年に開幕したJリーグでは、これまで数多くの外国人選手がプレーしてきた。そこには「助っ人」と呼ぶにふさわしい活躍をした選手が多くいる一方で、全く活躍できなかった選手もいる。今回は、助っ人としてJリーグのクラブに加入したものの、公式戦でプレーすることなく去った歴代の外国人選手を紹介する。
MF:マルセロ・ラバルテ(ブラジル)
【写真:Getty Images】
生年月日:1984年8月12日
所属クラブ:ヴァンフォーレ甲府
在籍時期:2009年1月〜2009年5月
ブラジル人のマルセロ・ラバルテは、名門インテルナシオナウの下部組織で育ち、トップチームデビュー後にポルトガルのスポルティングCPへ移籍。その後、各地へ期限付き移籍しながら飛躍の機会を探していたが、なかなか芽が出ず、2009シーズンにヴァンフォーレ甲府へ加入した。
ブラジルの名門で育ったボランチということで期待が集まったものの、出番は全く訪れなかった。
このシーズンの甲府は、4−2−3−1のシステムで始動したが、すぐに4−3−3へ回帰。基本的に1ボランチの布陣となり、このポジションには藤田健か林健太郎が入ることがほとんどだったため、マルセロ・ラバルテに出番は巡ってこなかった。
甲府は5月末にマルセロ・ラバルテの契約解除を発表。夏の移籍市場でブラジル人FWのガウボンを獲得するため、外国人選手枠を空けるための判断だったとされている。
ただ、マルセロ・ラバルテを犠牲にして迎え入れたガウボンは、負傷を抱えたまま加入したこともあり、J2リーグで10試合に出場して2得点と、こちらもあまり大きなインパクトは残せず、半年で甲府を去った。
シーズンが進む中で戦い方を変えることはどのチームにも起こり得る。もし2ボランチを継続していればラバルテに出番があった可能性もあるが、それは“タラレバ”の話。いずれにせよ、ラバルテが甲府の期待に応えられなかったことは間違いない。
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