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「将来タイトルを獲得」サウサンプトンDF菅原由勢にナポリが関心?現地の反応は「不幸な時期が奇妙な形で終わる」

text by 編集部 photo by Getty Images

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菅原由勢
【写真:Getty Images】

ナポリが関心?

 イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに所属するサッカー日本代表DF菅原由勢の獲得に、イタリア・セリエAのナポリが関心を示しているようだ。英メディア『SAINTSMARCHING』は25日に、菅原が今夏の移籍市場でイタリアへと移籍する可能性について報じている。

 

 昨夏の移籍市場で、オランダ・エールディヴィジのAZアルクマールからサウサンプトンに加入した菅原。今季はリーグ戦26試合に出場して、1ゴール1アシストを記録している。

 移籍専門記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は自身のXにて、「ナポリは右サイドバックの候補者に菅原由勢を加えた。彼は夏に向けて注目されている選手の一人だ」と、現在セリエAで2位につけている強豪チームが、菅原に注目していると報じた。

 『SAINTS MARCHING』は、日本代表DFのサウサンプトンにおける現状を次のように伝えている。

「右サイドバックのポジションは、DFカイル・ウォーカー=ピータースがユリッチ監督の信頼を得て、定位置を勝ち取った。菅原の守備のミスは稀にしか起こらないように思えるが、それが勝利に大きな打撃を与えることがよくある。そのため、クラブと監督は、少なくとも当面は日本代表DFを控えとして起用すべきだと意見を一致させ始めている。今、菅原にとって不幸な時期は、最も奇妙な形で終わろうとしている」

 そして、「イヴァン・ユリッチ監督のもとでは交代選手の菅原が奇妙なチャンスを得る」と前置きし、「将来、主要なタイトルを獲得することに近づいているかもしれない。ロマーノ氏も報じているように、セリエAのタイトル争いの主要候補であるナポリが彼の獲得に興味を抱いているからだ」と、菅原がナポリに移籍する可能性があると指摘した。

 今季プレミアリーグに昇格したサウサンプトンは、リーグ戦29試合を消化した時点で2勝3分24敗。19位のレスターシティとは8ポイント差で、ダントツの最下位に落ち込んでいることから、残留も厳しい状況となっている。一方のナポリは、29試合を終えて18勝7分4敗。セリエAでは2位につけており、3ポイント差で首位インテルを追走中だ。

 仮に、菅原がサウサンプトンからナポリへ移籍した場合、優勝争いを演じるチームへと一気にステップアップすることになる。今夏の移籍市場では、菅原の去就も注目ポイントとなりそうだ。

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