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コラム 1か月前

「やっぱりそうなのかも…」サッカー日本代表、前田大然が意識してしまったこと。決定機逸に影響?「僕自身も…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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 FIFAワールドカップ(W杯)26アジア最終予選(3次予選)、サッカー日本代表はサウジアラビア代表との一戦を0-0で終えた。この試合で1トップに入った前田大然は所属先では左ウイングとして得点量産中だが、ポジションや役割も含めてクラブと代表では違いもある。その壁を前田は越えていかなければいけない。(取材・文:元川悦子)

大幅なメンバー変更が実施されたサウジアラビア代表戦

サッカー日本代表の前田大然
【写真:Getty Images】

 2026年北中米ワールドカップ(W杯)に向け再始動した日本代表にとって、25日のサウジアラビア代表戦は本番への重要な一歩。守田英正、上田綺世がすでに負傷離脱し、三笘薫も前日練習を欠席する中、スタメンの大幅変更は避けられない状況になっていた。

 そこで森保一監督は20日のバーレーン代表戦から6人を変更。最終ラインには20歳の国内組・高井幸大を抜擢し、アジア最終予選突入後は出番の少なかった菅原由勢や中村敬斗、田中碧らを起用。最前線には今季公式戦42試合28ゴールの韋駄天・前田大然を据えた。

 背番号11が1トップで先発するのは、2022年カタールW杯・クロアチア代表戦以来。第2次森保ジャパン発足後は所属クラブで左サイドが主戦場になったこともあり、代表でも4バックの左ウイング、3バックの左ウイングバック(WB)での起用が中心。最前線でプレーする機会が大幅に減っていたのだ。

 ただ、本人は「FWでもそうですし、WBでもシャドウでも代表でやっているので、どこで出てもいいようにしっかり準備したいなと。自分が前で出れば(攻守)のスイッチを入れられるので、より前でしっかりボールを取ってカウンタープレスとか、そういう自分のよさを出していけたらなと思います」と本人も自分がやるべきことを明確に見据えていた。

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