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「まだスタメンを奪えていない」サッカー日本代表の新星DF・高井幸大が見せた可能性【W杯アジア最終予選】

text by 編集部 photo by Getty Images

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サッカー日本代表DF高井幸大
【写真:Getty Images】

 高井幸大がサウジアラビア代表戦でハイパフォーマンスを誇示

 サッカー日本代表は25日、FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)でサウジアラビア代表とホームで対戦した。この一戦はスコアレスに終わったが、20歳のDF高井幸大に大きなポテンシャルを見出せたのは収穫だろう。同選手は試合後、「やるべきことをやりました」と胸を張る。

 日本が終始ゲームを支配し、決定機も多く作ったが、結局ネットは揺らせず。引いてブロックを作り、明確に対策を講じてくる相手に対しては、依然として苦戦してしまう。

 しかしポジティブな収穫もあり、その最たる例が高井の可能性だ。20歳のDFはこの一戦で、攻守にわたり出色のパフォーマンスを披露した。日本の最大のチャンスは10分に前田大然のシュートが相手ゴールポストを叩いたシーンだが、この決定機は高井の縦パスから生まれている。

 昨夏のパリ五輪からフル代表に合流し、今回が2キャップ目。高井は「もう予選突破は決まっていたので、思いっきりプレーできました。自分がやるべきことをやりました」と手応えを語る。

 さらに自身のプレーに関して「悪くはなかったですけど、もう少し縦パスもさせたと思う。攻撃にももっと関与できたかなと思います」と述べ、反省点もあげた。

 A代表に合流して間もない自身の状況については、「まだスタメンを奪えていない現状がある。自チームで結果を残し、また先発で起用してもらえるようにハイパフォーマンスを常に示し続けることが大切かなと思います」と前向きなコメントを残している。

 発言の内容も含めて、いよいよ大器が動き出したと感じさせる夜だった。

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【了】

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