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コラム 2か月前

「僕と律君と純也君は…」サッカー日本代表、菅原由勢はここから這い上がる。序列低下も深める自信「今いる環境は…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

自身の現状を分析。「僕がプレミアにいるから…」

 結局、ここまでの7試合でピッチに立ったのは、11月のインドネシア代表戦の62分以降だけ。登場直後に豪快な突破からゴールも奪い、攻撃的な長所もアピールし、森保監督からも最大級の賛辞を与えられたが、出番が増えることはなかった。

 指揮官としては「主導権を握れるアジア相手の試合ではより攻撃的な堂安と伊東を使いたい」という思惑があったのだろうが、菅原としては悔しさが募る一方だったに違いない。

「僕がプレミアにいるから試合に出られるっていう保証はないですし、自分がどこにいようとその場(代表)で力を見せつける必要がある。それが日本代表での出場機会につながってくると思っています。

 僕と律君と純也君はタイプの違った選手ですし、監督のプランや起用法もある。その意図を汲み取りながら、しっかり自分が入った時の役割を確認してやらなきゃいけない。攻守両面で求められることだったり、自分自身に求められるものも高くなっているので、そこはしっかりパフォーマンスで応えられたらいいと考えています」

 サウジアラビア戦前日の取材対応で、菅原は努めて冷静にこう語ったが、「ここからの1年3か月で巻き返したい」という思いがにじみ出ていた。

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