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サッカー日本代表は25日、FIFAワールドカップ26(W杯)アジア最終予選(3次予選)・サウジアラビア代表戦を迎える。すでにW杯出場を決めている日本にとって、ここからは戦力強化にも当てられる重要な期間だ。3バックに移行してから出場機会を失っている菅原由勢は、ここからどんな巻き返しを見せてくれるだろうか。(取材・文:元川悦子)
「最終予選でうまくいっているチームほど本番で結果が出ない」

【写真:Getty Images】
2026年北中米ワールドカップ(W杯)出場が決まり、本大会に向けての本格的強化がスタートする日本代表。3月23日の練習を訪れた98年フランス大会・2010年南アフリカ大会の日本代表指揮官・岡田武史氏が「最終予選でうまくいっているチームほど本番で結果が出ない」という言葉を森保一監督も選手たちもしっかりと脳裏に刻み込んで、ここからの1年3か月を過ごさなければいけないはずだ。
「今まではW杯出場権を獲得するために結果を求めないといけなかった。ここからはW杯で優勝するためにどう時間を使うかがすごく大事だと思うので、岡田さんが言うように一喜一憂せずにプロセスを大事にしながら、この1年3か月を準備していけたらいいかなと思っています」とキャプテン・遠藤航も気を引き締めていた。
とはいえ、いくらプロセスが大事と言っても、残りのアジア最終予選は負けられない。ホーム・埼玉スタジアムで行われる25日のサウジアラビア代表戦は特にそう。
相手は目下、勝ち点9でオーストラリア代表に次ぐ3位につけていて、ストレートでW杯切符をつかめるかどうかの瀬戸際にいる。
指揮を執るのは、2022年カタールW杯でアルゼンチン代表撃破に成功した知将・エルヴェ・ルナール。徹底的に日本を分析して挑んでくるに違いない。
しかも、日本も守田英正、三笘薫、上田綺世の3人が欠場。20日のバーレーン代表戦から先発の半分近くが入れ替わる見通しだ。