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AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)の準々決勝、三菱重工浦和レッズレディース対武漢江大が行われ、PK戦の末、浦和が敗れた。アジアチャンピオンへの道を断たれた同チームにおいて、高橋はなはチームの未熟さを口にしつつも、再びアジアの舞台に戻ってくると誓いを立てた。(取材・文:石田達也)
PK戦で涙を飲んだ三菱重工浦和レッズレディース

【写真:Getty Images】
アジア初代女王の座を逃した――。
三菱重工浦和レッズレディースの楠瀬直木監督は「負けてはいけないところで負けてしまったので非常に残念です。ボールは握っているけど最後のフィニッシュのところで崩せない課題が浮き彫りになりました」と振り返った。
「我々レッズはAFC(女子)チャンピオンズリーグ(AWCL)に特別な思いがあります。(タイトルを)獲らなければいけなかったのですが獲れなかった。我々レッズレディースは、(男子の)浦和レッズというクラブに比べてまだまだ力が足りていないということ。男子チームが作ってきた歴史に並ぶにはまだまだ足りないと思います」と悔しさをにじませた。
アジアの頂点を目指し、昨夏のグループステージでは21得点を奪い3戦全勝という結果でベスト8に駒を進めた浦和。23日に行われたAWCL準々決勝では武漢江大(中国)と熊谷スポーツ文化運動公園陸上競技場で対戦し、スコアレスのままもつれこんだPK戦(5-6)で涙を呑んだ。
開始5分にはカウンターからテリー・エンゲシャに突破されペナルティーエリア付近でシュートを打たれるも守護神・池田咲紀子が横っ飛びし右手1本で防いでみせた。終わってみれば相手に打たれたシュートらしいシュートは、この1本のみでもあった。