中国サッカー　最新ニュース

中国代表、最下位から脱出なるか！？

　中国代表は25日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選（3次予選）でオーストラリア代表と対戦する。最下位の中国代表にとって、これ以上勝ち点を落としたくない試合となるが、オーストラリア代表が中国の夢を打ち砕く決定打になる可能性があると、オーストラリア紙『ジ・エイジ』が24日に報じた。

　中国は約10年前から習近平国家主席のもとで計画を推し進め、サッカー大国にするべく様々な施策を講じている。中国スーパーリーグのクラブが大金を投じて世界のトップ選手を掻き集め、国内サッカーの成長を図った。また、中国代表では多くの実力者を帰化選手にすることで、さらなる強化を試みている。2026年のW杯から出場枠が32チームから48チームに拡大するため、より一層中国代表のW杯出場が実現する可能性が高まった。

　しかし、3次予選では初戦から日本代表を相手に0-7の大敗を喫し、そこから3連敗でスタートしている。続くインドネシア戦とバーレーン戦で2連勝を飾ったものの、2度目の日本戦から再び連敗していた。7試合を終えた時点で、4位から6位まで勝ち点6で並んでいるが、得失点差の関係で中国代表は最下位となっている。

　それを踏まえ、同紙はタイトルに「中国をサッカー大国にするという習近平国家主席の計画は失敗に終わりつつある。オーストラリアが決定打を放つ可能性あり」とつけ、「出場枠を増やすという国際サッカー連盟（FIFA）の支援があるとはいえ、中国が来年のW杯に出場するための希望、少なくとも自動出場権を獲得する可能性は、オーストラリア戦での番狂わせにかかっている。最下位の中国にとって、2位以内に入る可能性を残すには勝利以外の選択肢はない。もし、オーストラリアに敗れれば、中国はそのまま最下位に留まることになる」と報じている。