ST:鎌田大地

【写真:Getty Images】
生年月日:1996年8月5日(28歳)
所属クラブ:クリスタル・パレス(イングランド)
24/25リーグ戦成績:24試合0得点
日本代表通算成績:39試合9得点
20日のバーレーン代表戦にて、途中出場の鎌田大地はチームを救う活躍を見せた。相手の堅守と両ウイングバックへの対策により、日本は60分以上ものあいだ攻めあぐねていた。
63分に南野拓実に代わってピッチに立つと、その直後からリンクマンとしての意識の高さと守備時のインテンシティを見せた。そして3分後、久保建英からのパスにダイレクトであわせ、ボールの上を蹴って浮かせる技ありのシュートを決める。
その後も積極的に前線で起点となり、アタッキングサードへ何度もパスを供給した。サウジアラビアとの前回対戦時には敵地でネットを揺らしており、さらに良いイメージでゲームに入れるはずだ。得点にも、そしてそれ以外の部分でも期待したい。
ST:南野拓実

【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月16日(29歳)
所属クラブ:モナコ(フランス)
24/25リーグ戦成績:23試合4得点
日本代表通算成績:66試合24得点
20日のバーレーン代表戦で1ゴール1アシストの大活躍を見せ、チームの攻撃をけん引した久保建英。しかしその疲労度を考えると、そろそろ休ませる必要もありそうだ。
現地時間6日にELのラウンド16のファーストレグでマンチェスター・ユナイテッドと戦い、9日にラ・リーガ、13日にセカンドレグと来て、16日に再度リーグ戦でピッチに立った。しかもこの4試合のうち3試合でスタメン起用。スペイン国外への移動もあり、その疲労の大きさは計り知れない。
したがって、サウジアラビア戦では2シャドーの一角にバーレーン戦に引き続き南野拓実が先発すると見込まれる。先のゲームではなかなか期待されたプレーを見せられなかったが、これまでの実績はチーム随一だ。
バーレーン戦のようにライン間のスペースを消されると持ち味を発揮しにくくなるが、2シャドーの相方に鎌田大地が起用されると仮定すると、そこでひとつ起点ができる。そうなれば比較的南野が自由に動けるはずで、より多くのチャンスを得られるだろう。
現日本代表における最多スコアラーの真価が問われる。
CF:町野修斗

【写真:Getty Images】
生年月日:1999年9月30日(25歳)
所属クラブ:ホルシュタイン・キール(ドイツ)
24/25リーグ戦成績:24試合7得点
日本代表通算成績:6試合3得点
上田綺世が20日のバーレーン代表戦後に負傷離脱し、誰がCFの位置に入るのかが議論されている。
これまでと同じく、ポストプレーやゲームメイクへの関与を求める場合には、町野修斗が起用されるはずだ。25歳のストライカーはバーレーン戦でも後半残りわずかの時間帯からピッチに立ち、隙あらばゴールを狙った。
所属元のホルシュタイン・キールは現在ブンデスリーガで単独最下位に沈んでいるが、町野の成績はまずまず。ここまで24試合に出場して7ゴールは、前年度の2部リーグ時代の記録(31試合5得点)をすでに上回っている。
なお、森保一監督がCFに別の役割を期待する可能性もあるが、戦い方を大きく変えることはこれまでの内容からは考えにくい。