MF:遠藤航

【写真:Getty Images】
生年月日:1993年2月9日(32歳)
所属クラブ:リバプール(イングランド)
24/25リーグ戦成績:14試合0得点
日本代表通算成績:68試合4得点
20日に行われたバーレーン代表戦でも、キャプテンは抜群の存在感を見せた。10分のコーナーキックからのゴールは上田綺世のハンドによりVARを介して取り消しになってしまったが、攻守においてクオリティを示している。
味方選手が相手と入れ替わられたときのカバーリング、数的不利にしないためのバランサー的舵取り、パサーとしてもチャンスメイクを行った。コンディションが万全ではなかった中盤の相方・守田英正と対照的に、遠藤はこれまで通りチームの心臓として機能していた。
バーレーン戦後に負傷離脱した守田の不在は不安要素だが、キャプテンの調子に問題がないのであれば日本の陣形が大きく崩れることはないだろう。
MF:田中碧

【写真:Getty Images】
生年月日:1998年9月10日(26歳)
所属クラブ:リーズ(イングランド)
24/25リーグ戦成績:35試合4ゴール2アシスト
日本代表通算成績:31試合8ゴール
20日のバーレーン代表戦では、守田英正に代わって後半の頭からピッチに立った田中碧。積極的な攻め上がりから相手ゴール前に顔を出す攻撃センスはこの試合でも効いており、決定機に繋がりそうなシーンも何度か作っていた。ここまで不可欠な役割を果たしてきた守田とはプレースタイルが若干異なるが、代役として及第点以上のクオリティと言って差し支えないだろう。
所属元のリーズでは、今やチャンピオンシップ(英2部リーグ相当)を代表するゲームメイカーとして活躍している。守田が負傷離脱した今、キャプテンの遠藤航と共に中盤でタクトを振る仕事を任されるだろうが、田中ならば十分にそのタスクをこなせるはずだ。
現在の日本代表において遠藤と守田のダブルボランチは盤石だが、ここで田中が存在感を示せればチームの新たな選択肢になり得るだろう。その意味でも、サウジアラビア戦は多くの選手たちにとって消化試合ではない。