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【写真:Getty Images】
田中の引き留めとNEXTタナカ発見を目指す?
イングランド・チャンピオンシップ(イングランド2部)のリーズ・ユナイテッドに所属するサッカー日本代表MF田中碧。昨夏の移籍市場でクラブに加わってから大活躍している田中の去就について、英メディア『Football League World』などが現地時間22日に報じている。
昨夏にドイツ・ブンデスリーガ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフから、リーズに移籍した田中。瞬く間にリーズを率いるダニエル・ファルケ監督の信頼を得ると、今季リーグ戦35試合に出場して4ゴール2アシストを記録するなど、イングランドで印象的な活躍を見せている。
クラブも好調を維持しており、リーグ戦38試合を消化した段階で勝点80。2位のシェフィールド・ユナイテッドと同じ勝点ではあるものの、得失点差26で大きな差をつけ首位につけている。
英メディア『Football League World』は、「プレミアリーグ昇格に失敗すれば、素晴らしい補強だったのを証明した田中は、ファルケ監督が失う可能性を考慮しなければいけない一人となるかもしれない」と、伝えた。
そして、「プレミアリーグでプレーできる能力があるのは明白だ。リーズが昇格できなければ、大きな関心を集めることになる。日本人MFを失うことは、ファルケとチームにとって大きな損失となる。今季の彼はトップリーグで違いを作れる選手であると証明してきた。プレミアのボトムハーフのクラブは、夏に彼の去就を注視するだろう」と、言葉を続けている。
英メディア『MOT Leeds News』は、「リーズはブンデスリーガでお買い得品を見つけることができる」と前置きし、「ドイツは才能豊かな選手の宝庫であることが証明されており、昨夏は田中を移籍金290万ポンド(約5億円)で獲得した」と、田中を破格の価格で獲得できたことを紹介している。
そして、「この日本代表選手は、チームの最高の選手の一人として頭角を現し、すでにプレミアリーグへの準備が整っている。残留を達成するのは非常に難しいことを考えると、このようなことを繰り返す必要があるだろう」と、「NEXT田中」とも言える、移籍金が安く有能な選手を獲得することが、リーズのプレミア昇格と残留にもっとも大きな影響を与えると強調した。
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