8位:堂安律(フライブルク/ドイツ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1998年6月16日
市場価値:2200万ユーロ(約35.2億円)
24/25リーグ戦成績:26試合8得点5アシスト
日本代表通算成績:56試合10得点9アシスト
日本代表で背番号10を背負う堂安律は、エースナンバーに相応しいプレーを続けている。
80とした「攻撃力」の部分では、得点に関与するプレーの質と量が向上しており、所属するフライブルクではリーグ戦26試合で8得点5アシストを記録。4シーズン目となったブンデスリーガではキャリアハイの数字だ。
得意としているカットインからのシュート精度が高いのに加えて、逆サイドからのクロスに対して積極的にボックス内に飛び込む姿勢が得点力アップの要因の1つ。直近の日本代表ではゴールから遠い右ウイングバック(WB)での出場が続いていることから、あまり得点に絡めていないが、周りの選手との連係が深まれば自ずと数字はついてくるはずだ。
「フィジカル」と「守備力」の成長も著しく、特に対峙した選手との1対1は彼が最も強みを出せる部分だろう。今シーズンのブンデスリーガではリーグ2位となる地上戦勝利数(140回)を記録。タックル成功数もリーグ5位となる55回を記録しており、シーズンを通して2列目で起用されている選手では最多のスタッツである。
この1対1における強さは日本代表にも反映されており、WBとして最終ラインの一角に入って守らなければいけないシーンでも後手を踏むことなく対応している。攻撃力が武器である選手に変わりないが、献身性も堂安のプレースタイルを語る上では欠かせない。