DF:毎熊晟矢
生年月日:1997年10月10日
所属クラブ:AZアルクマール(オランダ)
24/25リーグ戦成績:21試合0得点0アシスト
毎熊晟矢は、昨年夏にセレッソ大阪からオランダのAZアルクマールに加入した。欧州の舞台で着実に経験を積み、成長ぶりをそろそろ日本代表でも見てみたいタイミングだ。
毎熊は2023年9月に初招集を受けると、昨年のAFCアジアカップ2023のメンバーにも選ばれて好印象を残した。
しかし森保ジャパンはその後、4バックから攻撃的な3バックへとシステムを変更。これにより、毎熊が得意とする右サイドバックのポジションが消滅した。
もっとも、毎熊は攻撃的な特長を持つ選手であり、3バックであれば右ウイングバックでの起用も考えられる。ただし、このポジションには堂安律、伊東純也、菅原由勢といった代表常連が顔をそろえており、競争は熾烈だ。
ただ、毎熊の成長を確かめたい気持ちはあるだろう。先月のUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント・プレーオフのガラタサライ戦では、インナーラップでゴール前に侵入して得点を記録した。
さらに、今月のELノックアウトフェーズ・ラウンド16ではイングランドの強豪トッテナムと対戦し、試合は2試合合計2-3で敗れたものの、韓国代表FWソン・フンミンを相手に奮闘し、守備の向上も印象づけた。
AZは4−2−3−1が基本システムで、ウイングバックの適性は試してみなければ分からない。日本代表がW杯出場権を獲得したいま、本大会までに試す価値は十分にあるはずだ。