フットボールチャンネル

早くも嫌気? 一瞬でサウジを去った大物(6)1年で構想外。外国人枠の問題で追い出されたCB

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

サッカー最新ニュース

 現在サウジアラビアにはクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、カリム・ベンゼマやサディオ・マネら数々のスター選手がプレーしている。今冬にもアストン・ヴィラからジョン・デュランが移籍するなど、欧州からの中東挑戦が絶えない中で、短期間で欧州復帰を決断した選手もいる。今回は、2年以内に同国を去った選手を厳選して紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照

DF:ルイス・フェリペ(元イタリア代表)

ルイス・フェリペ
【写真:Getty Images】

生年月日:1997年3月22日
在籍時期:2023年9月~2025年1月

 イタリア代表での出場キャップがあるルイス・フェリペもサウジアラビアの「外国人枠」に押し出された選手の1人だ。

 当時レアル・ベティスに所属していた同選手は2023年夏にアル・イテハドへ2200万ユーロ(約35.2億円)の移籍金で完全移籍。引き抜かれた側のベティスからすると、戦力的なマイナスが大きかった。しかしその一方で、2022年夏にラツィオからフリーで獲得した選手を1年で高額の移籍金で売り捌けたのは素晴らしいビジネスだった。

 移籍市場最終日の移籍だったこともありアル・イテハドの外国人枠はカツカツで、彼の加入によってポルトガル人FWのジョタがリーグ戦の登録メンバーから外れた。

 ルイス・フェリペ自身も翌夏にパリ・サンジェルマンから同じポジションのダニーロ・ペレイラが加入したことで、リーグ戦の登録メンバー外となり、2024/25シーズンの前半戦は開幕戦の1試合の出場に留まっていた。

 この大幅な出場機会の減少に伴いルイス・フェリペは、2025年1月にフリートランスファーで、ロベルト・デ・ゼルビ監督が率いるマルセイユに移籍。現時点では新天地デビューを飾ることができていないが、センターバックの選手層が厚いわけではないため、近いうちに出場機会がありそうだ。

【関連記事】
早くも嫌気? 一瞬でサウジを去った大物(1)
早くも嫌気? 一瞬でサウジを去った大物(2)
早くも嫌気? 一瞬でサウジを去った大物 全紹介

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!