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【写真:Getty Images】
中国が痛い敗北で最下位
サッカー中国代表は、20日にFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)でサウジアラビア代表と対戦し、0-1で敗れた。中国メディア『SOHU』は現地時間21日に、この試合で中国が敗北する直接的な原因となったあるプレーについて怒りとともに伝えている。
同メディアが取り上げていたのは、前半アディショナルタイムにFWリン・リャンミンが一発退場となってしまったシーンだ。ルーズボールの競り合いで相手DFの顔面を蹴り飛ばしてしまい、同選手は審判に退場を命じられている。
退場となったリン・リャンミンはVARを求めるジェスチャーをしつつ、納得のいかない表情でピッチを去る姿が映されていた。一方、蹴りが顔面にまともに入ってしまったサウジアラビアDFカデシは倒れ込んだまま起き上がることができず。担架で運ばれて負傷交代している。
同メディアは、「ヘッドショットでレッドカード。10人となった中国代表の敗北に激怒」とタイトルをつけて、「中国はこの試合に向けてかなり早い段階からトレーニングを開始していた。試合開始直後から基本的に守備に回っていたものの、状況を安定させることができていた。しかし、リン・リャンミンの致命的な飛び蹴りによって、彼は一発退場となりチームの全体的な計画は完全に消え去ってしまった」と、予期せぬ退場によって中国が劣勢となり、結果的には0-1で敗北してしまったことを強調している。
サウジアラビアに敗北してしまったことによって、中国は勝点6からポイントを伸ばせず。4位のインドネシア代表、5位のバーレーン代表と勝点は並んでいるものの、得失点差で最下位という状況だ。