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　Jリーグのクラブを支える胸スポンサー企業には、日本を代表する大企業が名を連ねている。その中で最も売上高が高いのはどの企業なのか。J1からJ3までのクラブを対象に、胸スポンサーの売上高ランキングを紹介する。意外なクラブのランクインや、スポンサーとの深い関係性にも注目だ。売上高は「マイナビ」を参照。

2位：横浜F・マリノス

胸スポンサー：日産自動車（輸送用機器）
売上高：12兆6,857億円 （2023年度実績）

　横浜F・マリノスの胸スポンサーを務めるのは、日本を代表する自動車メーカーの日産自動車。2023年度の売上高は12兆6,857億円に達し、Jリーグの胸スポンサー企業の中でも2位の規模を誇る。

　横浜FMは、1972年に創部した日産自動車サッカー部を源流としており、クラブの成り立ちから深く関与している。Jリーグ創設時には、ラモン・ディアス、ダビド・ビスコンティ、ラモン・メディナベージョといった世界的なスター選手をそろえ、豪華な陣容を誇った。

　2014年には、マンチェスター・シティなどを運営するシティ・フットボール・グループ（CFG）と日産自動車が業務提携。CFGが株式の一部を取得し、海外クラブとのネットワークが強化されたが、日産主導の体制は変わっていない。

　横浜FMはJ1優勝5回を誇り、J2降格経験がない数少ないクラブの一つだ。これは、長年にわたる日産自動車の支援と無関係ではない。ホームスタジアムの日産スタジアムもその象徴であり、クラブと企業の深い結びつきを示している。

　日産自動車は単なるスポンサーにとどまらず、クラブの歴史と成功を支える不可欠な存在だ。

【了】