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長友佑都が経験を伝える

　サッカー日本代表は20日、FIFAワールドカップ26（W杯）アジア最終予選（3次予選）、グループリーグ第7節でバーレーン代表を2-0で下し、8大会連続8度目のW杯出場を決めた。この試合でもベンチ外となったものの、自身5度目の本選への出場権獲得となったDF長友佑都が、「気が引き締まる思い」と語っている。

　南アフリカ大会から代表チームに関わっている長友。約1年間は代表から遠ざかっていた期間はあるものの、チームの精神的支柱としてメンバーに名を連ねている。そんな経験豊富なSBは、「当たり前のように彼らが勝利して、危なげなく最終予選を勝ち抜いてくれたんで、そこの嬉しさというよりかは目標が高い分、ちょっと危機感だったり、気が引き締まる思い」と話した。

　さらに、前評判が高かったものの、惨敗に終わったブラジル大会を知る38歳は、「チームはかなり完成されてきた。完成はされてないけど、洗練されてきたなとは思う。もちろん戦術的な部分もそうだし、みんなのクオリティもそう。メンタリティも含めて、かなりレベルアップしてる」と述べた上で、「ここを過信して慢心しちゃうと崩れるっていうのを僕もブラジルのときに経験してるんで、そこは結構危ないところかなと。自分たちは強いと思うのはいいんですけど、それで日々の鍛錬だったり、愚直にそういう仕事をやれないっていうことに繋がると、足元をすくわれる」と自身の経験を伝える重要性を語った。

（取材：元川悦子 文・構成：編集部）

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