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コラム 5日前

試合勘以上に得るものがある。遠藤航がサッカー日本代表の中心で居続ける理由。「やはり、リバプールにいることが…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Shinya Tanaka

急造3バックを遠藤航が助ける

 今回は日本の3バックが急造トリオで不安定さも散見されたが、遠藤が負担を最小限にすべく中盤で奮闘。守りを落ち着かせたことは特筆に値する。不完全燃焼の前半45分にあって、背番号6の大車輪の働きは見る者の目を大いに引いたと言っていい。

 
 0−0で迎えた後半。日本は守田英正が下がって田中碧が登場。南野と久保が前半より組み立てに参加して、田中らと絡みながら中盤を構成するようになったことで、少し高い位置を取れるようになった。

 それでも、ゴールが奪えないと見るや、森保監督は63分に伊東純也と鎌田大地をダブル投入。鎌田が中間ポジションに立ってボールを受けに行き、スムーズな流れを作り出すと一気に流れが変わる。

 そして66分、上田から久保とパスがつながり、最終的には鎌田が待望の先制点をゲット。日本はついに均衡を破ることに成功したのである。

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