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コラム 5日前

試合勘以上に得るものがある。遠藤航がサッカー日本代表の中心で居続ける理由。「やはり、リバプールにいることが…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Shinya Tanaka

「一言でいうと強い」

 彼らは昨年12月から1月にかけて開催されたガルフカップで優勝。今回もラマダン中という不安要素はあったものの、長期合宿と早期来日で万全の態勢を整えてきた。

 森保監督も「一言でいうと強い」と話していたが、キックオフ直後からその印象通りの試合運びを見せてきたのだ。

 序盤からボールを保持したのはバーレーンの方。開始9分の右CKからの遠藤航の先制弾が認められていたら、日本はもっと楽な試合運びができただろうが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定で上田綺世のハンドをとられノーゴール。それも災いし、かなりの苦戦を強いられることになった。

 とにかく凄まじかったのは相手の守備。最前線の上田綺世がボールを収めようとすると複数人に取り囲まれ、左ウイングバック(WB)三笘薫のドリブル突破も徹底的に阻止される。久保も2人3人に守られるなど、日本は起点をことごとくつぶされた。

 そういう苦境でチームを力強く統率したのが、キャプテン・遠藤。相手がカウンターを繰り出そうとした21分の場面でも、相手の1トップに入ったアブドゥルジャバルの機先を制してボールを奪取。ピンチを未然に防ぐなど、デュエル王らしいプレーでチームを支えてみせたのだ。

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