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コラム 3日前

試合勘以上に得るものがある。遠藤航がサッカー日本代表の中心で居続ける理由。「やはり、リバプールにいることが…」【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Shinya Tanaka

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 20日、サッカー日本代表はワールドカップ(W杯)出場を決めた。もちろんそこには、キャプテンとして逞しいプレーを見せる遠藤航の姿があった。今季は所属クラブで出場時間を減らしているが、代表ではそんな不安を微塵も感じさせない。それほどまでに、名門リバプールにいるということには大きな意味があるようだ。(取材・文:元川悦子)

ガチメンバーで臨んだ大一番

遠藤航

【写真:Shinya Tanaka】

 2024年9月の中国代表戦からスタートした2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を5勝1分で乗り切り、日本代表は昨年のうちに本大会出場に王手をかけていた。2025年最初の試合となる20日のバーレーン代表戦は8大会連続の切符獲得が決まる大一番。本拠地・埼玉スタジアム2002には6万人近い大観衆が集結し、歓喜の瞬間を待ちわびていた。

 直前に行われたオーストラリア代表対インドネシア代表でオーストラリアが勝利したことで、日本は引き分けでもW杯の出場が決まるという状況になったが、「W杯優勝」の大目標を掲げる森保一監督と選手たちは白星以外は考えていなかった。

 今回のスタメンは2シャドウのところが南野拓実・久保建英のコンビになった以外は大方の予想通りの顔ぶれ。“ガチメンバー”で勝利をつかみに行ったのだ。

 しかし、バーレーンは9月に5-0で大勝した時とは全く違うチームになっていた。

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