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フォーカス 5日前

どこよりも早い! サッカー日本代表、2026年W杯メンバー予想。優勝を目指して戦うチームはどうなる?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

フォワード

上田綺世
【写真:Getty Images】

上田綺世(うえだ・あやせ)
生年月日:1998年8月28日
所属クラブ:フェイエノールト(オランダ)
日本代表通算成績:31試合14得点2アシスト

 森保ジャパンの先発ストライカーは上田綺世でほぼ決まりだ。豊富なゴールパターンを持つ“日本代表史上最高レベルのストライカー”がワールドカップ(W杯)メンバーから漏れる可能性は、限りなくゼロに近い。

 日本人離れした圧倒的な身体能力を持つ上田は、182cmの身長以上のインパクトがある空中戦の強さや両足から放たれるパワフルなシュートが武器。スピードがあり裏抜けの技術も高く、相手GKとの一対一を冷静に制する落ち着きも備えている。

 3月16日に行われたエールディヴィジ(オランダ1部リーグ)第26節のトゥウェンテ戦(〇 6-2)では2ゴールを挙げ、かつてオランダ代表の名FWだった現フェイエノールト指揮官のロビン・ファン・ペルシ監督をして「トップストライカーを見た」と言わしめた(3月16日掲載/オランダメディア『nieuwsblad』)。

 完成された万能型フォワードと化した上田はこれまでも、そしてこれからも森保一監督のファーストチョイスであり続ける。

前田大然
【写真:Getty Images】

前田大然(まえだ・だいぜん)
生年月日:1997年10月20日
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
日本代表通算成績:22試合4得点0アシスト

 これまで森保ジャパンで披露してきたプレーぶり、そして2024/25シーズンにおけるセルティックでの活躍を加味すれば、前田大然はほぼ確実にワールドカップ(W杯)メンバー入りを果たすだろう。

 前田の最大の武器といえば、50メートル5秒台の快足と、1試合の間に幾度となく繰り返される猛烈なスプリントだ。今季のチャンピオンズリーグ(CL)ではリーグフェーズの6試合で208回ものスプリントを記録(1月13日掲載/ チャンピオンズリーグ公式X)。今季CL最多の数値を叩き出した。

 また、今季の前田はスピードやスプリントといった特徴以外に、ストライカーとしての才能も開花している。公式戦42試合で奪ったゴールは28得点。決定力にも磨きをかけ、まさに“鬼に金棒”といった状態だ。

 森保ジャパンのフォワード陣に似たタイプがいないため、前田の希少性はより高い。この男の超人的な数々の能力は、W杯で対峙する世界の強豪にとって悪夢となるはずだ。

小川航基
【写真:Getty Images】

小川航基(おがわ・こうき)
生年月日:1997年8月8日
所属クラブ:NECナイメヘン(オランダ)
日本代表通算成績:9試合9得点1アシスト

 北中米ワールドカップ(W杯)・アジア最終予選における小川航基は、頼れるスーパーサブとして存在感を放ってきた。1つしかないセンターフォワードの椅子を上田綺世と争うことになるこの男も、高確率でW杯行きの切符を手にするだろう。

 アジア最終予選の6試合中、小川が先発を飾ったのは2試合にとどまる(4試合途中出場)。だが、それでも11月19日に行われた第6節の中国代表戦(〇 3-1)では2ゴールをマーク。負傷によって11月シリーズを欠場した上田の不在を忘れさせるような活躍を披露した。

 数少ないチャンスを確実にゴールへと結びつける決定力の高さは魅力的で、ポストプレーの巧みさでは上田よりも一歩前に出ている。

 途中出場からでも確実に結果を残してくれる“必殺仕事人”は、森保一監督もジョーカーとして手元に置いておきたいはず。1年後の大舞台でも、小川はチームが最も苦しい時に光り輝くに違いない。

古橋亨梧
【写真:Getty Images】

古橋亨梧(ふるはし・きょうご)
生年月日:1995年1月20日
所属クラブ:スタッド・レンヌ(フランス)
日本代表通算成績:22試合5得点2アシスト

 森保ジャパンで長らく“冬の時代”を過ごしてきた男にも、ようやくスポットライトが当たりそうだ。決定力と裏抜けを武器に欧州でゴールを量産し続けてきた古橋亨梧は、現実味が薄れていたワールドカップ(W杯)メンバー入りを果たすかもしれない。

 セルティック在籍時の古橋は、ストライカーとして圧倒的な成績を収めていた。2022/23シーズンにはスコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部リーグ)で得点王を獲得(27得点 ※プレーオフ含む)。日本人初となる欧州主要リーグでの得点王に輝いた。だが、日本代表ではなぜか序列が低く、カタールW杯では落選の憂き目に遭っている。

 第2次政権の森保ジャパンにも古橋の居場所はないかと思われていたが、ここにきて招集の機会が増えている。今月13日に発表された日本代表メンバーにも11月シリーズに続いて選出されており、明らかに風向きが変わってきている。

 今年30歳を迎えた生粋のストライカーがW杯メンバーに滑り込む可能性は十分にある。

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